映画「不良番長」シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなどで人気を博し、「辰兄（たつにい）」「辰ちゃん」の愛称で親しまれた俳優の梅宮辰夫（うめみや・たつお）さんが１２日午前７時４０分、慢性腎不全のため死去した。８１歳だった。芸能界の“兄貴分”的な存在だった梅宮さんの死に、芸能界にもショックが広がっている。

　盟友だった故・松方弘樹さんの息子である仁科克基はインスタグラムで「父　松方弘樹の親友である梅宮辰夫さんがお亡くなりになりました。小さい頃、父の番組に俺が引っ付いて行った時に『まさき』『まさき』って言って頂き、毎日おにぎりをつくってくれたのを今でも忘れられません。本当にお世話になりました。親父と天国でまた大好きな釣りを２人でしてください」とつづり、松方さんと梅宮さんが海でくつろぐ写真と、部屋の中の２ショットをアップしている。

　古くから親交があった俳優の北大路欣也も所属事務所を通じコメントを発表。「東京に出てきた１０代の頃、頑張れとよく声をかけてもらいました。私の父も釣りが大好きだったので、とても親近感を覚えました。ご冥福をお祈りします」。

　元プロ野球選手の大島康徳氏はブログで「梅宮さんとは若い頃に出会いがあり『ヤス！ヤス』と可愛がって頂きました」「梅宮さん、よくどなたかと間違えて私に電話してきて（笑）『あれっ？…ヤスかぁ！』って。その度に『メシ食いにいこう！』という話になったのに…叶わずのままになってしまいました」と残念がった。

　山田邦子もブログで「釣りもお仕事も一緒にいっぱいやりました。お料理も教えていただきました。ありがとうございました。最後は大好きなご家族に囲まれて…お疲れ様でした」とつづった。