高須克弥氏 炎上の厚労省「人生会議」ポスターを評価 撤回の厚労省は「骨がない」

 高須克弥医師(74)が1日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、タレントの小籔千豊(46)を起用し、終末期医療についてあらかじめ家族や医療界関係者と話し合っておくことを提案する「人生会議」ポスターに批判が殺到したためポスターの発送を中止した厚生労働省を批判した。

 高須氏は自身ががんであることを公表しており、小籔は母親を亡くした時の後悔を明かしている。

 高須氏は「素晴らしいと思いますよ。なんで撤回したのかって。厚生労働省、骨がないですよ」、「お役人はね、責任取りたくないから、撤回するのが一番楽だと思っている」と、厚労省の判断を批判した。

 「僕がん患者だけど、みんな元気よく暮らすために、(人間は)いずれは死ぬんだから、そういうことについてもがんの友達同士で話し合うと、すごく有意義なんですよ。それで、分かってもいない人が偉そうに言うなと」と、ポスターへの批判にも反論。

 「うちで死んだ人がね、いないうちが多いんですよ、今若い子で。(家族が)バラバラだから。(昔は)うちでおじいさんおばあさん死んでるの見てるから、みんな教育になってんだけど、(今の人は)自分が死なないもんだと思ってるの。すごく愚かだと思う。(人間は)いずれ絶対死ぬんだから、全員」と、現代では死へのリアリティーが希薄になっていることを嘆き、「みんな死ぬことを汚らわしいものだとか汚いもんだと思って、死について語り合うことをすごくいやがるの。平気で話せばいいのよ。生まれてくる時と死ぬと同じですよ、入り口と出口だもん」と説いた。

 高須氏と事実婚の相手で漫画家の西原理恵子氏は、高須氏から「僕、君にはかっこいいとこしか見せたくないんだ。だから悪くなったら来ないでね」と言われていることを打ち明け、「私はずっとそばにいたいけど、そんなわけにもいかないでしょう」と話した。

 社会学者の古市憲寿氏も「死の議論ってタブーにするべきじゃないと思うんですね。小籔さん自身もお母さまを若くして亡くされてるということなので、ちゃんと物語もあるし。どきっとさせるるくらいのポスターだと思うので、厚生労働省も当然、批判が来るということは想定内だったと思うんですよ。なのになんで撤回したのかなっていう。これ撤回する方がお金の無駄だし、こうやって議論を変なふうに呼んじゃうので、厚労省の対応もどうかなとは思いますね」と厚労相の判断を批判した。

 ダウンタウン・松本人志は「小籔が巻き込み事故に遭ってる感じも僕はしてしまう」と、小籔に同情していた。

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