堀ちえみ、片足ない男性からのエールに号泣「肩を震わせて泣きました…」

 舌がんと食道がんの手術を受けたタレントの堀ちえみが14日、ブログを更新。駐車場で出会った「片足はありませんでした」という高齢男性から「やれない事を数えるより、やれることを数えてね」という言葉をもらい、車の中で「肩を震わせて泣きました」と感激した心情をつづった。

 堀は大学病院での駐車場でエレベーターに向かう途中、1人の高齢男性が前を歩いていることに気付いたという。その男性は「松葉杖です。片足はありませんでした」と説明。堀は目礼して追い抜いたというが、エレベーターで男性と再び一緒になったという。

 堀は「どちらに行かれますか?」と聞き、男性の目的階のボタンを押そうとしたが、男性は舌がんの手術で舌の大部分を切除した堀の言葉が聞き取れなかったようで「ごめんなさい、言葉が不自由なので」と堀は謝罪。すると男性は「ほー、そうなんだ。僕は足がなくて40年」と返事をしたという。

 その男性は足がなくなってからも「ドライバーをしていたこともあるんだよ」と経験を明かすと、堀の目を見つめ「人間はね、やれないことを数えるより、やれることを数えてね」「そうやって生きていく方がいいんだよ」と声をかけてくれたという。

 更に男性は「生きていくうえでその方がね、絶対いい」「僕はね、そう思って生きてきた。あなたも頑張りな、子供はいるんでしょう?」「またいつか会えるといいね。それまで頑張りましょう」と言って別れたという。

 堀は「おじいさまと別れて、自分の車に乗った途端、涙が溢れ出して止まりません。ハンドルを両手で持ちながら、肩を震わせて泣きました」と男性の言葉に打ち震えたといい、ずっとこの言葉が「頭の中でリフレインしていました」と、胸に刻み込まれたという。

 この男性の言葉に励まされた堀は、この日も笑顔のリハビリ写真をアップ。「頑張りなよ!私」と自らを鼓舞していた。

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