堀ちえみ舌がん 家族のため…22日手術「私は負けません」左首リンパにも転移

 タレントの堀ちえみ(52)が19日、自身のブログを更新し、舌がんを患っていることを公表した。昨夏から口内炎がひどくなり、今年2月4日に出た検査結果で口腔がん(左舌扁平上皮がん)と診断され、「ステージ4」と告知を受けた。左首リンパにも転移していることも判明。この日から入院し、22日に12時間以上かかる手術を受ける。長期療養が必要となる手術を前に7児の母は、「私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます」とつづっている。

 今月15日に52歳の誕生日を迎えたばかりの堀が、自身を襲った病魔を打ち明けた。

 19日午前10時にブログ「hori-day」を更新し、「口腔癌(左舌扁平上皮癌)と診断されました。いわゆる舌癌です。ステージは4です。かなり厳しい状況です」と経緯や心境を報告した。

 異変は昨夏からあった。舌の裏側に小さい口内炎ができ、11月以降も悪化し続けた。2016年に発症したリウマチと神経障害性疼痛の飲み薬の副作用の可能性もあるとの主治医の助言から飲み薬を控えたが、しゃべることもつらくなった。今年1月21日に大学病院へ向かい、「悪性の舌がんの可能性が高い」と診断された。2日間で行った検査入院の結果が2月4日に出ると、口腔がんと左首リンパへの転移が判明した。

 事実を知った際は、「自分の人生、悔いなし。このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな」と思いがよぎった。82年に「潮風の少女」でアイドル歌手デビューし、“花の82年組”として一世を風靡(ふうび)。私生活では、2011年にお互いに2度の離婚歴がある一般男性と再々婚を果たし、7児の母になるなど、激動の人生を駆けてきた。

 「生きる為に頑張らなければ」と決心させてくれたのは末娘の涙と言葉だった。自宅に住む高校3年生の息子(18)と高校1年生の娘(16)には夫婦で、がんを告げた。「今度は、がんだなんて辛すぎる。お母さんは病気ばかりで可哀想な人生だった」と涙をポロポロと流す末娘の言葉に涙すると、「そういう思いを子供たちの心に残したままで、闘いもせずに諦めて良いのだろうか…」と思い直し、「長く辛い闘病にチャレンジする事を決意致しました」と覚悟を決めた。

 22日の手術は舌の半分以上と転移した腫瘍も切除した上で、自身の皮膚の一部を移植するという。12時間以上かかる手術を控えても、堀は前を向く。「私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます。再びファンの皆様の前で、歌が歌えるようになりたい」と力強く締めくくった。

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