新生・関ジャニ出発 グループ初公演の地で!錦戸退所後初のライブ

 人気グループ・関ジャニ∞が、全国47都道府県を巡るライブツアー「UPDATE」を6日、大阪市の大阪松竹座でスタートさせた。元メンバーの錦戸亮(35)が9月末に脱退後、5人体制となっての初のライブ。2002年のグループ結成後初めてステージに立った思い出深い会場から、「新生・関ジャニ∞」がスタートした。メンバーの横山裕(38)は「関ジャニ∞としてパフォーマンスするという1点だけはブレていない」と力強く語りかけた。

 緞帳(どんちょう)が上がると、5人は決意の表情で前を見据えた。「これから新しい思い出をアップデートしていこうぜ!」。安田章大(35)は声の限りに号令を掛けた。

 原点とも言える場所から再出発する。関西Jr.時代の02年。初公演に立ったのが松竹座だった。当時は客席はガラガラの状態。村上信五(37)は「ステージの経験を積ませてもらったのはこの松竹座。いい思い出もあるし、悪い思い出もいっぱいある」と回想した。松竹座に縁の深い「旅人」をはじめ、新曲「友よ」(27日発売)など計13曲を熱唱した。

 収容人数は1000人。ファンとの距離が近い空間だけに、大倉忠義(34)は「僕らの熱量で満足してもらえる内容にしたい」と触れ合いに重きを置いた。約30分間のトークタイムを繰り広げ、時にはメンバーが客席に降り立ち楽しませた。

 新キャラクターも降臨した。関ジャニのライブといえば映画化までされた「エイトレンジャー」が人気キャラだったが、今公演で横山が演出した「KISS」風の企画バンド「CHUU(チュー)」が登場。関ジャニらしい底抜けの明るさで魅了した。

 5人で歩んでいく。大倉は「いろいろありすぎて、もうこれ以上、何もないだろうという安堵感はある」と胸の内を吐露。横山は「タイトルどおり、アップデートしていかないといけない。でも関ジャニ∞としてパフォーマンスするという1点だけはブレていない」と力を込めた。

 大阪を皮切りに、4月29日の沖縄・浦添市まで全国を駆け巡る。うち11日間は2県をまたぐ“ダブルヘッダー”が控えハードスケジュールだが、「最後まで完走します」と丸山隆平(35)。5人は全力で走り抜ける。

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