坂東玉三郎が文化功労者に「身に余る光栄」「一層の精進を致しますれば」

 歌舞伎俳優の坂東玉三郎が文化功労者に内定したことが29日、分かった。

 玉三郎は報道各社にFAXでコメントを発表。

 「文化功労者選定の栄に浴しまして、身に余る光栄でございます。本当に有り難うございます。

 今年の七月には『岩谷時子賞』を頂きましたし、この十月には『高松宮殿下記念・世界文化賞』を頂きました。今年は度重なる賞を頂きました。なかでも『文化功労者』選定を受けまして、かえってお恥ずかしい思いも致しますし、こんなにして頂いてどうしたら良いかと思うくらいです。

 今後とも『文化功労者』として恥じることのないように、一層の精進を致しますれば、ご指導のほどお願い申し上げます。

 これからも舞台芸術の為に、私といたしまして、出来るだけの事をしてまいりたいと思っております。また舞台創りとしての、演出や指導などにも最大の力を尽くしていきたいと考えておりますので、何卒皆さまお願い申し上げます」

 玉三郎は57年12月に「寺子屋」の小太郎で坂東喜の字を名乗り初舞台。64年6月、十四代目守田勘弥の養子となり、歌舞伎座「心中刃は氷の朔日」のおたまほかで五代目坂東玉三郎を襲名。12年9月に歌舞伎女方として5人目となる重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。

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