東須磨小校長会見 急きょ時間無制限に、4時間で終了…吉本興業は5時間半
神戸市須磨区の市立東須磨小学校の20代教員が、同僚の先輩教員4人から目に激辛カレーをこすりつけられるなどのいじめを受けた問題で、同校の仁王美貴(におう・みき)校長(55)が9日、神戸市役所で会見を開いた。
午後5時から始まった会見の冒頭、仁王校長は「教員間のハラスメント事案について、児童や保護者、関係者の皆様に多大なご迷惑や心配をおかけしましたことをお詫び致します。大変、申し訳ございませんでした」と謝罪した。
市役所の会見場には、23社50人の記者が集結。仁王校長は「私のパワハラやいじめに対する認識が甘かったと反省している」と話し、涙をぬぐう場面もあった。
神戸市の担当者が「長時間になりましたので…」と質疑応答を打ち切ろうとしたが、報道陣から「すべての質問を受けて欲しい」との要望で、急きょ時間無制限の会見に。午後9時1分に、ようやく会見は終了した。
同担当者は「こんなに長い会見は記憶にありません」とし、4時間1分のロング会見は震災などの非常時を除けば市政史上“最長”だった。
最近は主に不祥事などの会見において、質問が途切れるまでの“時間無制限”で対応するケースが増えてきている。最近では今年7月22日、吉本興業の岡本昭彦社長らが行った会見は、途中、10分間の休憩を挟み、計5時間30分に及んだ。