「関電金品受領」元助役から自民・世耕弘成氏側に献金
関西電力役員らの金品受領問題で、自民党の世耕弘成参院幹事長が代表を務める資金管理団体「紀成会」が、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が退職後に「相談役」として雇用されていた兵庫県高砂市のメンテナンス会社「柳田産業」の社長から、2012~15年、計600万円の献金を受けていたことが8日、政治資金収支報告書で分かった。
兵庫県の工事経歴書には、柳田産業は関電や子会社から、高浜原発や大飯原発などの工事を、本年度を含む5年間で計約149億円受注したと記載されている。世耕氏の事務所は、現時点では返金は考えていない、森山氏との面識は「全くない」としている。
森山氏と関連する会社から献金が確認された国会議員は、自民党の稲田朋美幹事長代行に続いて2人目。