松島のトライ瞬間最高46・1% 桜戦士の快進撃に視聴率も満開

 5日に日本テレビ系で放送されたラグビーワールドカップ2019「日本対サモア」戦の平均視聴率が32・8(関西地区は31・6)%で今年の全番組で最高だったことが7日、分かった。瞬間最高は46・1%で、午後9時23分、試合終了間際にWTB松島幸太朗選手(26)が4本目のトライを決めた直後(関西地区は同9時23、24分の44・9%)だった。今年放送された番組では1月26日、全豪オープンテニス女子シングルス決勝の平均32・3%を抜き最高をマーク。W杯の盛り上がりが数字で実証された。

 決勝トーナメント進出に向け重要な一戦となったサモア戦は午後7時15分からの放送。日本代表は試合終了間際に松島選手がトライを決め、4トライでボーナスポイントを獲得した。劇的瞬間の視聴率は瞬間最高の46・1%を記録した。試合は日本が38-19で勝利し、平均視聴率は32・8%となった。

 日本の試合の中継では、9月20日のロシア戦が18・3%、同28日のアイルランド戦は22・5%だった。サモア戦はアイルランド戦より10・3ポイントも上昇しており、視聴率は右肩上がり。今年放送の番組では、全豪オープンテニス女子シングルス決勝「大坂なおみ対ペトラ・クビトバ」の平均32・3%を抜き、トップに躍り出た。

 世界ランク2位の強豪アイルランドを倒したことで、注目度はアップ。W杯の試合を中継する日本テレビ、NHK以外の局でも代表選手の特集が組まれるようになり、国民も「ONE TEAM」(日本代表のスローガン)になりつつある。

 昨年、高視聴率を記録したスポーツ中継では6月19日のサッカーW杯ロシア大会「日本対コロンビア」(NHK総合)の平均48・7%、6月28日の同「日本対ポーランド」(フジ系)の44・2%、羽生結弦選手が五輪連覇を果たした2月17日、平昌五輪・男子フィギュアフリーの33・9%などがある。

 決勝トーナメント出場がかかる大一番、スコットランド戦は13日。視聴率での快挙も期待される。(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)

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