落語家・山遊亭金太郎さん死去、64歳 白血病で…2月に骨髄移植

 落語家・山遊亭金太郎(さんゆうてい・きんたろう)=本名・佐藤敏弘=さんが17日午後9時45分、急性骨髄性白血病のため、都内の病院で亡くなった。64歳だった。落語芸術協会が18日、報道各社に書面で発表した。山形県出身。

 昨年8月に骨髄異形性症候群を患い、闘病を続けていた。今年2月に、親族からの骨髄移植を受け、病院内で患者向けに落語会を開くなど順調に回復していたが、6月に急性骨髄性白血病を発症。帰らぬ人となった。

 今年7月8日、入院先の筑波大学付属病院内で医療関係者や入院患者向けに開催した落語会が最後の高座となった。演目は「ぜんざい公社」。

 金太郎さんは陸上自衛隊除隊後、1978年に二代目桂小南に入門。明るい口跡で幅広い演目を口演。先輩、後輩から慕われ、落語芸術協会の役員も務めた。

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