TBS謝罪 「消えた天才」映像加工 少年野球の投球を早回し、サッカーなどでも…

 TBSは5日、公式HPで8月11日に放送した人気番組「消えた天才」について映像を加工していたことが判明したと発表。その日以外にも3件の加工があったとし、「調査が完了するまで放送を休止いたします」とした。

 リトルリーグの全国大会で全打者三振で完全試合を達成した当時12歳少年の映像を放送する際、2割程度早回しすることで実際の投球より球速が速く見える加工を行っていた。同局は「アスリートの凄さを実際の映像で表現するという番組の根幹をなす部分を加工することは、番組としては絶対にあってはならない手法だと考えております」とした。

 同例以外にも3点、同様の加工をしていたことも明らかにした。昨年1月3日放送において、卓球をする女性の映像とフィギュアスケート選手のスピンの映像、18年11月4日放送におけるサッカーをする男性のドリブル突破の映像でも2割程度の早く見せていたという。

 同局は「私どもは今回の事案を重く受け止め、調査が完了するまで『消えた天才』の放送を休止します」とし、「取材に協力してくださった本人及び関係者の方々、そして番組をご覧いただいた視聴者の皆様に重ねて深くお詫びいたします」と謝罪した。

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