岩手出身の福田こうへい 佐々木投手の登板回避に「正解だったのでは」
岩手県盛岡市出身の演歌歌手・福田こうへい(42)が4日、盛岡市内で行われた「さんさ踊り」に、250人の有志による「チームこうへい」を率いて参加した。
世界一の和太鼓の数の祭りとしてギネス世界記録に認定されている祭りで、地元・盛岡出身の福田は「出るのは23歳の時以来、20年ぶり。ずっと出たかったんですけど、当時サラリーマンで、働いてたところが焼き鳥の屋台出してたから、出られなかった」と笑顔。この日は特製の台車を用意し、その上で大太鼓をたたきながら1キロのパレードコースを練り歩いた。
盛岡市民にとって「さんさ踊り」は「踊れて当たり前。年に1回の4日間、特別なお祭りで、1年間通して頑張るし、終わったらまた来年に向けて頑張る。我々から言ったら、紅白歌合戦みたいなもの」という福田。「今回で勢いをつけて、今年また出たい。そこで『さんさ』の演出ができて、全国の方に見てもらえたら最高ですね」と、2年ぶりのNHK紅白歌合戦出場にも意欲を見せていた。
岩手ではこの夏、最速163キロ右腕の大船渡高・佐々木朗希投手(18)が話題に。決勝戦で登板せず敗れたことは全国的にも物議を醸した。福田は、同校の国保陽平監督の判断について「過去にも菊池(雄星)投手もそうでしたし、大谷翔平さんもそうでしたけど、先を見越して大物にするためには正解だったのではと思います」とコメント。「プロになった時に、大きく大きく岩手の代表として頑張ってもらいたい。演歌の世界でも、今が良くても後でダメになる場合が多いですし」とエールを送った。