京アニ犠牲者10人の身元公表 「らき★すた」武本さん、「Free!」西屋さん…

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、京都府警は2日、亡くなった35人のうち、遺族が了承したとして10人の身元を実名で公表した。10人は人気アニメ「らき☆すた」監督の取締役武本康弘さん(47)、人気アニメ「Free!」の総作画監督西屋太志さん(37)、ベテランアニメーターの取締役木上益治さん(61)ら。

 府警は遺族や会社関係者の心情を考慮し、公表への意向や、報道機関による取材対応の可否などを個別に聞き取り、準備を進めていた。公表が事件発生の7月18日から約半月後となり、対象も犠牲者の一部にとどまる異例の対応となった。府警によると、公表後に1人の遺族から匿名での報道を希望するとの連絡があった。

 武本さんの父親は2日までに「熱かったやろ。痛かったやろ。苦しかったやろ。かわいそうでね。そればっかり」と胸中を明かした。武本さんの小学校低学年の娘は精神的なショックからか、1人でトイレに行けなくなった。武本さんの妻は「今まで作ってきた作品が全て。それを見ていただいたファンの方が評価していただいていることが全てです」とコメントした。

 抜群のセンスと作画技術を持つ木上さんは若手が憧れ、目標とする存在で、1990年代に京アニに招かれた。シンエイ動画時代は「ドラえもん」、「怪物くん」などに参加し、シンエイ動画のアニメーター、大塚正実さん(60)は「アニメーターに必要な全てを兼ね備えた人」と振り返る。7月下旬の通夜で、八田英明社長は泣き続けていた木上さんの母親に「日本一のアニメーターでした」と声を掛けたという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス