宝塚星組新人公演 天飛華音、堂々の初主演 課題は“俺様”?

 宝塚歌劇団星組新人公演「GOD OF STARS-食聖-」が30日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、研4の天飛華音(あまと・かのん)が初主演した。

 10月に退団する宝塚歌劇星組トップスター紅(くれない)ゆずるのサヨナラ公演で、書き下ろしのコメディタッチの作品。4年目の天飛には難しい役となったが、下級生とは思えない堂々とした役作り。緩急をつけたセリフの間で、客席を笑いと感動の渦に巻き込んだ。

 「いつもの新公の方が緊張しました」と振り返った天飛。紅からは「お客様を楽しませることが大事」とのアドバイスをもらった。だが“楽しませる”ことに気を配るあまり主演を意識したのは「幕が下りた瞬間」と大物ぶりも発揮。「紅さんのような“俺様”が、私にはまださまになってなくて」と反省を口にした。

 ヒロインは花組から組替えになり、次期トップ娘役の舞空瞳(まいそら・ひとみ)が勤めた。ヒロイン経験も豊富で、安定した舞台を作り上げていた。「星組に来たばかりですが、朝から夜までずっと役に向き合い、組のみなさんとお芝居を作れてよかった」とホッとした様子。同期の天飛からも「なじんでるよね」と太鼓判をもらっていた。

 また今春初舞台を迎えた各組に配属された105期生は、今公演から本拠地・宝塚大劇場に出演。稀惺(きしょう)かずとらも初の新公で生き生きとした芝居を見せていた。

 東京公演は9月19日。

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