吉本興業は２６日、反社会的組織から金銭を受け取ったとして１９日にマネジメント契約を解消し、２２日に契約解消処分を撤回した雨上がり決死隊・宮迫博之（４９）について、処分撤回を撤回する可能性があると発表した。ナインティナイン・岡村隆史（４９）は自身のラジオで自らの退社をかけ、吉本トップ退陣を迫っている極楽とんぼ・加藤浩次（５０）について、「辞めさせません」と断言した。

　“お家騒動”に対して、時折声のトーンを上げつつ、思いの丈をぶちまけた。ニッポン放送「岡村隆史のオールナイトニッポン」でオープニングから３８分間、吉本ネタ一色の独演会。「めちゃ×２イケてるッ！」などで絆を深めた加藤の進退について、「僕は勝手に言います。吐いた唾、飲まれへんと言うかも分からんけど、加藤浩次、辞めません。辞めさせません」と断言した。

　２２日の日本テレビ系「スッキリ」で、大崎洋会長と岡本昭彦社長の辞任を求めた加藤。仰天発言を聞いて、岡村はすぐに連絡を取ったといい、「『感情的になってへんか？』と言うたけど、しゃべったら冷静やった」と振り返った。「元々、『そんなん言ったっけ！？ブハハハ』って言えるのが加藤浩次。“ワイドショーハイ”で（辞めると）言うてもうたんですよ」と、舞い上がった盟友に笑い飛ばすように提案した。

　反社会勢力の闇営業に参加し、騒動の発端となった雨上がり決死隊・宮迫博之（４９）にも言及した。ロンドンブーツ１号２号・田村亮（４７）との会見前日の、１９日に電話で話したといい、「切るときに宮迫さんが『蛍原を頼む』って言うてくれた」と回想した。

　また直後に連絡を取った明石家さんま（６４）から“宮迫移籍”の手伝いを頼まれたことも告白。「宮迫を俺んとこ（個人事務所）で預かろうと思ってる。構想がある。お前も手伝え」と再起へ協力要請されたという。

　この日の放送は、普段は不在の藤原寛副社長が立ち会っていたことも明かした。