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宝塚歌劇元理事で演出家・柴田侑宏さん死去 87歳

 「うたかたの恋」「琥珀色の雨にぬれて」など多くの名作を生み出した宝塚歌劇団の演出家で元理事の柴田侑宏(しばた・ゆきひろ)さんが19日、亡くなった。87歳だった。

 柴田さんは大阪府出身。1958年に宝塚歌劇団に入団。62年に「狐大名」で宝塚大劇場デビューを果たした。75年「フィレンツェに燃える」では芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。97年の「仮面のロマネスク」では貴族社会の恋愛を官能的に描き、同年には宝塚歌劇への貢献に対し、菊田一夫演劇賞特別賞も受賞した。

 柴田作品は、緻密なドラマ構成と、秀麗なセリフの数々が特徴。ストーリーに破綻もなく、その巧みな人間ドラマから、何度も再演が重ねられた作品も多い。大劇場だけではなく、全国ツアーでも上演されることが多い。

 主な作品に「あかねさす紫の花」「星影の人」「バレンシアの熱い花」(76年)、「新源氏物語」(81年)、「うたかたの恋」(83年)、「琥珀色の雨にぬれて」(84年)、「哀しみのコルドバ」(85年)、「紫子」(87年)、「川霧の橋」(90年)、「激情」(99年)など。文芸作品や人気少女漫画を原作にしたものやオリジナルなど、枚挙にいとまがない。また92年の旧宝塚大劇場ファイナル公演として「忠臣蔵」も手がけている。

 近年では、2015年に星組トップだった柚希礼音がサヨナラ公演で「黒豹のごとく」を上演。これが最後の大劇場新作となった。それでも柴田作品の人気は高く、昨年は00年初演の「凱旋門」が雪組大劇場公演として再演されたばかり。今年も全国ツアーで星組の礼真琴主演で「アルジェの男」(74年)が4度目の上演となった。

 通夜は21日午後6時から、告別式は22日午前11時30分から、兵庫県西宮市高畑町2の25「エテルノ西宮」で営まれる。喪主は妻の英子さん。

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