高島忠夫さん 近年は闘病も初孫誕生に歓喜「この子はスーパースターになる」

 俳優の高島忠夫さんが26日午後に老衰のため死去した。88歳。28日に所属事務所が公表した。妻の女優寿美花代の「最期は家族で見送りたい」との希望で、27日に家族だけで密葬を執り行った。現状、お別れの会などは予定していないという。

 兵庫県神戸市生まれ。1951年に新東宝第1期ニューフェイスとなり、52年に「恋の応援団長」でデビュー。舞台、司会など幅広く活躍した。名文句の「イエーイ」に代表される明るい性格で親しまれた。63年に結婚した寿美花代と夫婦で司会を務めた料理番組「ごちそうさま」は、放送26年の人気番組となった。週6本のレギュラーを持っていた時期もあった。

 高島さんは1998年にうつ病を発症し、レギュラー番組を降板するなどして治療。2003年に復帰したが、以降もパーキンソン症候群を患い、2010年には不整脈で心臓にペースメーカーを付ける大手術を受けた。

 一方で、17年には息子の高嶋政伸に第1子が誕生。高島さんにとっては初孫となり、誕生前から高島さんは「100歳まで生きる」と張り切り、生まれた孫に「この子はスーパースターになる」と話していたという。

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