ムード歌謡グループ・純烈が２日、メンバーの白川裕二郎（４２）がウイルス性胃腸炎でダウンし、東京・ティアラこうとうで予定していた全国ツアーの公演を急きょ中止に。代わりに、同会場で無料ライブを行った。開演予定だった午後２時から１０分遅れでスタートし、リーダーの酒井一圭（４３）が「万全な純烈をお見せできずにスミマセン。申し訳ない」と謝罪。ギリギリまで出演を望んでいたという白川の病状を、「点滴打ってもらって、オムツをはけばできるぐらい」と冗談交じりに報告した。

　“３人体制”でステージに立って、酒井は「純烈メンバーは減るのが、はやっているから。この３人の純烈って、やばいよな」と女性問題で１月に脱退した友井雄亮さん（３９）のスキャンダルを引き合いにブラックジョーク。白川不在のため、シングル曲は歌えずに、カップリングやカバーなど４曲を５０分間に披露して、終演後には３人で会見し経緯を説明した。

　白川はこの日、午前中に会場を訪れたものの、体調不良を訴えて、スタッフが運転する車で病院へ向かい、診察を受けたという。開演の約１時間前に中止を発表。チケットは払い戻されるが、購入者への救済措置で、昼夜２回のフリーライブ開催を決めた。昼の部は完売の１２００席が、ほぼ埋まっていた。白川の復帰は体調次第だといい、酒井は「仕事にならない。早く戻って来いよ。お前が必要なんだ」とエールを送っていた。