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モンキー・パンチさん死去 妻と子供にみとられ、ルパン三世は永遠に…

 アニメ版が国民的な大ヒット作となった「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦=かとう・かずひこ)さんが11日、肺炎のため死去していたことが17日、分かった。81歳。北海道出身。葬儀・告別式は故人の遺志により、近親者のみで執り行った。後日、しのぶ会を開く予定。ルパンの声を担当するタレントの栗田貫一(61)、実写映画で初めてルパンを演じた俳優の目黒祐樹(71)ら“ルパン一味”が生みの親を悼んだ。

 1967年の創刊号から「ルパン三世」を連載していた「漫画アクション」を発行する双葉社の担当者によれば、モンキー・パンチさんは妻と子供たちにみとられたという。担当者が最後に会ったのは昨年で、「闘病しているということはなかった」という。

 高校卒業後、貸本専門出版社でアルバイトをしながら漫画を描き、65年にデビューした。「ルパン三世」はバタ臭い洒脱(しゃだつ)な画風と、怪盗の孫のルパン三世、すご腕ガンマンの次元大介、寡黙な剣豪の石川五ェ門、美しき悪女の峰不二子の一味とルパン逮捕に執念を燃やす銭形警部が追いつ追われつを繰り広げる物語が人気を集め、71年にテレビアニメ化。現在に至るまでテレビ、映画が製作され続ける国民的ヒット作となった。

 74年に「ルパン三世 念力珍作戦」、2014年に「ルパン三世」として実写映画化。98年にミュージカル化、15年には宝塚歌劇団雪組で舞台化された。

 担当者は「非常に誠実で、優しく、温厚な方だった。怒っているというのを聞いたことがなかった。二回りも三回りも年下の編集者とも気さくに接していただき、食事にも付き合っていただいた。みんなから『モンキー先生』と呼ばれ、親しまれていた」と素顔を明かした。

 研さんを怠らず、早くからパソコンで漫画を制作。03年から東京工科大大学院で漫画のマルチメディア展開を学んだ。近年も若手アニメーターとの親交で刺激を受けた。同誌で連載中の、創刊期がテーマの「ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~」にも取材協力。晩年まで創作意欲は衰えなかった。

 5月31日には映画第9弾「LUPIN THE 3RD 峰不二子の嘘」が公開予定で、今冬には第10弾も完全新作で公開予定。“モンキー先生”の仕事は、これからも世界を魅了し続ける。

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