虎党アンジャ渡部 矢野虎の新たな味 楽しみたい 近本&木浪 フレッシュコンビに期待

 アンジャッシュ・渡部建
 1回、一塁へ駆け出す木浪。奥は次打者の近本
 3回、梅野の中前打にわく矢野監督(右端)ら阪神ベンチ=京セラドーム大坂
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 プロ野球シーズンが開幕した29日、阪神ファンで高校野球マニアとしても知られるアンジャッシュ・渡部建(46)が、デイリースポーツに虎への熱い思いとエールを寄せた。渡部は巻き返しのシーズンとするポイントに、「今までにない新しいチームカラー」「昨年まで力を発揮しきれなかった選手の台頭」を挙げた。

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 いよいよ2019年シーズンが開幕しました。僕が阪神に期待したいのは、これまでにないチームカラーが出せることです。なんと言っても楽しみなのは木浪選手、近本選手という1、2番のフレッシュなルーキーコンビ。チーム全体の奮起材料になるでしょうね。

 木浪選手はオープン戦で結果を出した通り、打てるし守れる。近本選手は今までの阪神になかった機動力が魅力。足を使う野球はこれまでの課題でもありましたが、近本選手が足でかき回してくれると攻撃が盛り上がりますよ。

 新戦力2人が活躍すれば、チーム全体の刺激になりますよね。今シーズンを左右するポイントに挙げたいのは、金本監督時代にいまひとつ力が発揮できていなかった選手の台頭。思えば野村監督時代に入団してチャンスをもらった赤星選手や藤本選手ら若手が、星野監督時代に活躍して2003年の優勝に貢献したように、今年は高山選手や陽川選手らが出てきてくれれば大きな戦力になるでしょう。糸井選手、福留選手のベテランコンビは元気だし、この2人を押しのけて出てくる人を見たいですね。

 心配なのはオープン戦で結果が出なかった藤浪選手ですが、ここは自身が納得するまで2軍でじっくり調整する時だと思うんです。阪神は幸い、早急に先発陣が足りないわけではないですから。ファンは藤浪選手に期待しているので、温かく見守るしかないでしょう。

 春季キャンプを取材して矢野監督にインタビューした時に印象的だったのは「勝つことプラスアルファでファンに訴えるものを」とおっしゃったことです。矢野監督自ら、ファンにどんどんアピールしていくと。ヒーローインタビューでもありきたりな「やりました。頑張ります」は禁止してアピールする言葉を求めるなど、今までにないカラーを出してくれそう。新しいことずくめの矢野阪神から目が離せなくなりそうです。

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