トラ党俳優・佐藤隆太 鳥谷推しメン 開幕前日に“阪神Vプレゼント公約”

 プロ野球が、29日に開幕する。阪神は、京セラドーム大阪で昨季2位のヤクルトと激突し、2019年のスタートを切る。「阪神は生活の一部」というほど熱烈な虎党として知られる俳優・佐藤隆太(39)が、デイリースポーツの取材に応じ、矢野阪神へエールを送った。木浪・近本の新人1・2番コンビへの期待、大好きな鳥谷への思いなどたっぷりと語った。

 -いよいよ開幕です。

 「今年は矢野監督の就任1年目。今までもそうですけど、監督が変わると少なからずチームの雰囲気が変わる。毎回、新しい気持ちで期待しています」

 -矢野新監督の印象は。

 「矢野さんは明るく、すごくクレバーな方だというイメージがあります。言葉の伝え方ひとつとってもいろんな引き出しがある方。印象的だったのは、金本監督の時代にキャンプでキャッチャーの個別練習を見させていただいたんですが、当時コーチだった矢野さんのもと、選手たちの雰囲気がすごく良くて、みんな生き生きと練習していました。その矢野さんがトップになったということで期待してしまいますね」

 -どんなチームを期待していますか。

 「そんな矢野監督のお人柄で、もちろん勝っているタイガースも見たいですがそれ以上に、中継で見ていても、チームのベンチでのいい雰囲気が伝わってくる、そんな阪神が見たい。前向きなムードや姿勢みたいなものが盛り上がってくると見ていて楽しい」

 -ルーキーが開幕1、2番を務めることになりました。

 「楽しみな若い力が出てきていますね。1、2番には、木浪君、近本君が並びますが、木浪君なんかはオープン戦で驚くべき活躍をしてましたよね。ドラフトのとき、正直、ちょっと厳しいかなと思ったんですけど、これはいい巡り合わせになったんだなと思うとうれしい。とはいえ、143試合もありますから、ルーキーの皆さんはケガなく調子を維持してプレーしていただきたい。そうなるとベテランの皆さんの力も必要。福留さんや糸井さんたちの負担を減らしつつも、いい刺激を与え合ってプレーしてもらえたらいいバランスのチームになるのかな」

 -推しの選手は。

 「僕の大好きな鳥谷さん。オープン戦でいい感じに調子が良かったので楽しみ。開幕スタメンこそ木浪くんがショートを守りますが、個人的なこと言ったら鳥谷さんと木浪くんの二遊間を見たいです(笑)。もちろん鳥谷さんがショートで。同世代で頑張ってるというのがグッとくるってのもありますし、生え抜きの選手というのは特別な思い入れがあります。『ショート・鳥谷』って呼ばれたときの盛り上がりってすごいですから」

 -今シーズンのキーマンは。

 「4番の大山選手でしょうね。投手陣が踏ん張っている中で、大山君が分かりやすくバンバン打っていけばつながってくる。去年の9月のベイスターズ戦ですか?1イニングに2本ホームラン打って、3本塁打、6打数6安打7打点、あれ、すごかったですよね!。ワクワクしました。今、ああいう日本人のホームランバッターってあまりいないのでロマンがあります」

 -去年は最下位でした。

 「シーズンオフ、試合がないのってこんなに面白くないんだって毎日思ってました。去年は最下位でも1日1日ワクワクしてたし、いよいよ開幕するっていうのは、結果がどうあれ日々楽しみができるのが純粋にうれしい。阪神は生活の一部です。秋からのドラマ(今秋スタートのNHK朝の連続テレビ小説ドラマ『スカーレット』)の撮影も大阪で始まるので、タイミングが合えば関西で見られたらと思ってます」

 -開幕への思いを一言。

 「初戦は143分の1とはいえ、特別な一戦なんで気持ちよく勝ってスタートしたい。優勝したら、僕の私物のタイガースキャップを読者の方にプレゼントさせていただこうかなと思ってます!」

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