新潟県知事 NGTに「NO!」広告出演契約の更新保留「収束しているとは思えない」

 1月14日、NGT48・山口真帆への暴行問題に謝罪する(手前から)松村匠運営責任者兼取締役、早川麻依子新支配人、岡田剛新副支配人
 1月14日、NGT48・山口真帆への暴行問題に謝罪する(手前から)松村匠運営責任者兼取締役、早川麻依子新支配人、岡田剛新副支配人
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 新潟県の花角英世知事(60)は27日の定例会見で、メンバーの山口真帆(23)を巡る暴行問題に揺れる同県拠点のアイドルグループ・NGT48との広告出演契約に関して、契約更新を保留すると表明した。グループは今年9月に同県で開催予定の国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭のスペシャルサポーターを務めているが、花角知事は暴行問題の収束のめどが立っていないと断じ、3月末の契約満了における更新にストップをかけた。

 深まるばかりの混迷と、遠ざかるばかりの真相解明に、ついに地元自治体も「NO」を突きつけた。

 花角知事は、山口を巡る暴行問題について22日に新潟県内で行われたNGT48の運営会社・AKSの会見を踏まえて質問され、「収束しているとは思えない」と回答。昨年夏から広報役を担ってきたNGTの契約を、更新しないことも辞さない構えを見せた。

 これまでNGT48は、ポスターや動画に出演し、文化祭のPRを行ってきた。だが、契約が切れた後は、動画の放映は不可となり、ポスターは撤去はしないものの、新しく張ることはできなくなる。

 22日の会見でAKSは、第三者委員会の報告書をもとに、暴行問題に他メンバーの関与は認められないとした。これに対し、山口は会見途中にツイッターで「なんで嘘ばかりつくんでしょうか」とAKS側を批判するなど、溝が深まっていることが露呈した。

 新潟県はデイリースポーツの取材に応じ、今年1月に山口がSNS等で暴行被害を訴えた後、県庁に県民から「相当多くの」NGTに対するクレームが寄せられていると明かした。花角知事は契約に関し「そう長くは保留できない」と明言。早期解決がみられなければ、NGTは地元の県との大きなコラボ仕事を失うことになる。

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