AKB総選挙、今年は開催せず 来年以降の開催は未定…

 AKB48グループが13日、公式ブログを更新し、毎年の恒例イベント「AKB48選抜総選挙」を今年は開催しないことを発表した。

 シングルの選抜メンバーをファン投票によって選ぶ目的で2009年に始まった総選挙は、昨年で10年目の節目を迎えたばかり。アイドルに順位を付けるという“タブー”を打ち破った。また投票券が入ったシングルがミリオンヒットを記録するなど、アイドル界に革命をもたらした。

 第1回女王の前田敦子(27)が集めた票数は約3000だったが、返り咲きで1位となった第3回には10万票を超えるまでのイベントに成長。同年に女王になった前田が泣きながら叫んだ「私のことを嫌いになっても、AKBは嫌いにならないでください」は名スピーチとして流行語になった。15年からは指原莉乃(26)が3連覇した。

 当初は都内近郊で開催されてきたが、2015年の第7回からは会場を地方に移し、福岡、新潟、沖縄、愛知で行われてきた。今年は新潟を拠点とするNGT48で暴行事件の隠蔽が発覚するなど不祥事が発生。近年は有力メンバーの不参加が多く、盛り上がりを疑問視する声も上がっていた。関係者によれば「来年以降の開催は未定」という。

 指原莉乃(ツイッターより)「総選挙でみなさんに知ってもらえた自分としては…総選挙に向けて努力しているメンバーもファンの皆さんのこともわかっているので複雑です…。色々なことの整理、説明ができていない中での開催はもちろんできないので仕方がないと思っています」

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