桂きん枝改め四代目桂小文枝 師匠の命日に無事、襲名披露

 襲名披露公演であいさつする四代目桂小文枝。左は桂文枝=大阪市
 桂小文枝
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 落語家の桂きん枝改め四代目桂小文枝(68)の襲名披露公演が12日、大阪・なんばグランド花月で行われ、兄弟子の桂文枝(75)、三遊亭円楽(69)らが出演した。トリを務めた小文枝は、この日が命日で、「小文枝」を長く名乗った師匠の先代・文枝の思い出を語った。「入門は50年前になります。あまり怒らない師匠で、大事にされていた皿を壊しても『きん枝、いつやめてもええねんで』と優しい言葉をかけていただいた」と笑わせた。

 その後、師匠も得意とした「天神山」を披露。「いま、68歳。あと何年、小文枝でいられるか分かりませんが、一歩ずつ、ウチの師匠に近づけるよう精進したいと思います」とあいさつし、大きな拍手を浴びた。

 また、口上では文枝に2010年の参院選出馬をいじられたが、今後の選挙への立候補については「1万パーセントない。一切ない」と苦笑しながら否定した。

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