西野七瀬が乃木坂46からの卒業コンサート 涙でアイドル人生に別れ

 昨年末をもって乃木坂46を卒業した女優の西野七瀬(24)が24日、大阪市の京セラドーム大阪で行われた、自身の卒業コンサートに出演し、乃木坂46としての最後の活動を終えた。地元・大阪で迎えた最後の舞台に5万人のファンが集結。全47曲、4時間を超える盛りだくさんのライブで、アンコールでは涙も見せながら、アイドル人生に別れを告げた。

 アンコールに1人で登場した西野は、涙で声を詰まらせながら「ここに5万人の方がいらっしゃって、画面の向こう側ではもっとたくさんの方が見て下さってて…、そんな風になれるとは、誰も予想しなかったですよね。私でさえも思わなかったですから…。本当に幸せだって思います」と、感謝を口にした。

 アイドルとして走り続けてきた2690日間を締めくくる1日。「実感が沸いたのが、出番の1分前ぐらい。あれ、今日卒業?ホンマ?みたいな感じやってんけど」と、関西弁も交えた。それでもステージでは、圧巻のパフォーマンスを展開。最高20メートルの高さに舞ったフライングや、高さ25メートルの昇降ステージでのダンスなど、華麗に、美しく、かわいらしく、3時間半を超える長丁場でもひときわ輝き続けた。

 「ライブが本当に大好き」という西野は「ステージを降りると、なんか恥ずかしくて、『あまり見ないで~!』ってなるんですけど、ステージに上がって音楽がかかると楽しくて、遠くのお客さんにも届くように腕を目いっぱい伸ばして大きく見せようとする」と、自分の中での決め事を明かした。ファンから「ありがとう!」と歓声が飛ぶと、「こちらこそなんですよ~」と照れ笑いしながら応じた。

 「乃木坂っていう存在が、すごく離したくないというか、知らない間に例えようのない大事なものになっていた」と、グループへの尽きせぬ思いも語った西野。「乃木坂46の西野七瀬じゃなくなりますけど、西野七瀬はずっと生きていきますので、皆さんの応援の仕方で私を見ていて下さったらうれしいなと思います」と、新たな出発に思いをはせた。直後にソロで歌った楽曲「つづく」では、冒頭の歌詞を間違え「あっ、間違えた~!」と大慌て。最後まで明るさを保ちつつ、マイペースでラストステージを終えた。

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