米津玄師の“聖地”大塚国際美術館に紅白後来館者急増 昨年1月の1・5倍に
昨年のNHK紅白歌合戦で歌手・米津玄師(27)が曲を披露した、徳島県鳴門市の大塚国際美術館が注目を集めている。壁画を背景に歌う米津の姿がSNSで話題を呼び、放送後からファンが「聖地」として訪れ、来館者が急増している。
大塚国際美術館は1998年に開館。西洋美術の名画を同じ大きさで精巧に複製した陶板が約千点展示されている。地元・徳島出身の米津は紅白歌合戦に初出場した際、バチカンのシスティーナ礼拝堂を模したホールから生中継で「Lemon」を歌った。
広報担当の吉本早希さんは「1月の来館者数は昨年1月の約1・5倍だった」と話す。ウェブページへのアクセス数も今年の元日に過去最高を記録し、反響の大きさを感じているという。
米津は1月にツアーを徳島市からスタート。ライブを鑑賞したという京都府京丹波町の保育士細見明日香さん(22)は「ホールが米津さんの雰囲気にとても合っていた。同じ空間に来られてうれしい」と感激していた。
