【デイリー記者が見た嵐】大野が戻ったとき、さらに大きなグループに
「嵐」のリーダー・大野智の提案から5人はなぜ活動休止という決断に至ったのか-。嵐をデビュー前から取材してきたデイリースポーツ歴代担当記者が現在までの歴史をひもとき、検証する。
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1月27日の休止発表会見は「嵐らしい」ものだった。番組やスポンサー、ファンに迷惑をかけないために2年も前に発表した気遣い。全員が笑顔で、すべての質問に誠実に答えた。仲の良い嵐らしく、全員で決めたことを強調した。
20年以上、常に視線を浴び続けてきた大野の「自由な生活がしたい。違う景色が見たい」という言葉は正直なものだった。一般の人が経験するようなオープンな恋愛や普通の生活ができなかったことは事実だ。特に生真面目で、普通の感覚を持ち続けた大野はつらかっただろう。
近年は少年隊を筆頭に長寿グループが増え、40代50代のタレントが増えた。嵐も40代が見えてきた。タレントに限らず誰もが自分の人生を見つめ直す年代だ。「このまま進むのか。立ち止まるのか。同じ道を進むか。それとも違う道か」。
SMAP騒動や、退所を目の当たりにしたあるグループの30代メンバーは、「グループが続いていることは当たり前だとは思わない。同じであることは当たり前ではない」と考えが変わったという。嵐の最年長・大野が誰より早くそれを考えるのは自然なことだ。そしてさまざまな選択肢の中から「休む」ことを選んだ。
活動休止はどれくらいの期間になるのか。再開の可能性はあるのか-。
会見ではファンにとって救いとなる事実も多々あった。大野がジャニーズ事務所に籍を残すこと、さらに、本人が「体形を保ちビジュアルが変わらないようにする」と話したこと。
櫻井翔は1月28日のニュース番組で、復活に関して聞かれ、「あります」と即答。ジャニー喜多川社長は「2年でも3年でも(待つ。彼の決断に)従う」と話した。
休止までの2年を「全力で走る」とした5人。大野が「違う景色」を見て戻ったとしたら、嵐というグループはさらに大きくなるはずだ。5人がまた一つになり、“嵐の第2章”が始まるのを待ちたい。(特別取材班)
