【The LDH Times】登坂広臣 ソロで磨いた個の力、三代目JSBに還元

ポーズを決める登坂広臣
 登坂広臣
 登坂広臣 
3枚

 新連載「The LDH Times」が“創刊”を迎えました。記念すべき第1号を飾るのは、三代目J SOUL BROTHERS・登坂広臣(31)。ソロ活動を充実させた昨年は、アルバム制作や全国ツアーに取り組んで、2月1日に公開される主演映画「雪の華」の撮影にも臨んだ。今年はグループが再始動。1年間かけて磨いた“個の力”を還元する。

  ◇   ◇

 -昨年のソロ活動で得たものは。

 「単純に音楽的感覚の成長があったと思います。自分の長所を再認識することもできました。エンターテインメントとしてステージで見せるのが、自分のストロングポイント。自分を俯瞰で見て、変わったと感じられる目も持つこともできたと思います」

 ◆三代目JSBは3月に新曲「Yes we are」をリリース。4月からは5大ドームツアーが始まる。

 「昨年はソロでアルバム作って、ツアーもやって、濃厚な1年でした。それって、結局は何のためにやってるのかというと、自分のためでもあるけど、三代目のためにやってるようなもの。昨年自分が確実に成長できた自信はありますけど、それをグループとして発揮できなければ何の意味も持たない。みんなの考え方もブレてないので、安心しました。自分たちのソロ活動をグループに還元したいという7人が、集まった感じだったので」

 -自身が考えるグループへの還元とは。

 「音楽的な部分になりますよね。アイデアをメンバーにどんどん投げて、音楽面を引っ張っていけたら。今市(隆二)もいるわけで、お互いエゴやスタイルもあるけど、三代目として新たな形で前向きになる力を生むぶつかり合いは、重ねていった方がいい。お互いの色をぶつけて、混ぜて、新しい色として発表をしていくのが、この先の三代目のスタイルになると、再始動して感じました」

 ◆中条あやみとのダブル主演映画「雪の華」が2月1日に公開となる。中島美嘉の同名ヒット曲がモチーフの作品。最初はオファーを断るも、葛藤の末に出演を決めた。

 「『ホットロード』(14年の俳優デビュー作)のときは、経験のない世界に飛び込む恐怖感や、戸惑いがあって。当時の感覚とは違って、少なからずお芝居を経験させてもらって、すごく大変な世界だと分かってます。ひとつの作品を作り上げるのに、精神的、肉体的な労力を削るという大変さをもう一回やるんだ、と思って…」

 -出演の決断理由は。

 「3年近く前から企画としてあって、自分(登坂主演)でこの作品をやりたいと、プロデューサーの方がオファーをしてくださっていて。時間がかかりましたが、最後は自分を長い期間求めてくださったプロデューサーさんのために、引き受けようと思いました。その方が大きな病気をされても、自分で、と言ってくださったので気持ちに応えたくて」

 -歌手としては「雪の華」という曲をどう捉えてますか。

 「15年前に世に出て、僕も学生時代にカラオケで歌ってました。この曲って、100人以上の方がカバーされていて。歌詞の深さ、曲の雰囲気、メロディー…いろんなものが混ざって、長く愛され、映画化もされて『雪の華』という花が咲いて、本当に名曲だと感じます」

 -今市さんが俳優デビューを発表。役者業をどのように楽しんでほしいですか。

 「撮影中はこうしたらいいとか、アドバイスできる身ではないですが、同じボーカリストとして言えるのは、僕は5年くらい前にお芝居に触れて、歌がより好きになったから、それを彼も感じてくれたらと純粋に思います。(俳優業は)もうバトンタッチします(笑)」

 -LDH Times創刊号を飾ってもらいましたが、読者へメッセージを。

 「デイリースポーツさんに毎月1人、フォーカスを当てていただけるのは、僕たちにとってうれしい限り。LDH(EXILE、三代目、E-girlsなどが所属するエンターテインメント企業。「Love, Dream, Happiness」の頭文字が由来)が今後どういうことをしたいと知っていただけるし、興味を持ってくださるきっかけにもなると思うので。普段応援してくださる方も含め、デイリースポーツさんを毎日読んでる方が目を通してくださることもありがたいですね。始まったLDHとの取り組みで、自分が先陣を切らせていただきましたが、LDHはいろんな考えを持ったメンバーが多くいる、面白い集団なので、毎月魅力を掘り下げていただければ」

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