兼高かおるさん死去 淡路市「兼高かおる旅の資料館」も対応に追われる

 旅行ジャーナリストの兼高かおるさんが5日に亡くなったことが9日、分かった。90歳。兼高さんはTBS系「兼高かおる世界の旅」の案内役として親しまれた。

 兼高さんは1959年に当時のラジオ東京テレビ(現TBS)で「兼高かおる世界の飛び歩き」をスタート。その後、「兼高かおる世界の旅」と名前を変え、1586回の放送回数を数えた。

 兵庫県淡路市の淡路ワールドパークONOKOROでは、兼高さんの旅の資料などを展示する「兼高かおる旅の資料館」があるが、突然の訃報で取材の連絡などが同所にも殺到。対応に追われている。ワールドパーク支配人はデイリースポーツの取材に対し、追悼展などの予定について「大変急なことで、そこまで手が回っていない状態。混乱しております」とコメント。「日本で一つしか無い兼高の資料館ですので」とも語った。

 兼高さんが同資料館を最後に訪れたのは17年2月。当初は1日だけの来訪予定だったが、館内を見たところ、急遽もう一泊して翌日も訪れることになったという。支配人は「翌日ももう一回(見たい)と仰って、ホテルまでお迎えにいったことをよく覚えております。懐かしい気持ちが湧き上がったのではないでしょうか」と振り返った。

 同資料館は兼高さんがこれまで訪ねた国をつづった新聞記事や著作、兼高さんが収集した民芸品や衣装などを展示。一昨年2月に兼高さんが同所を訪問し、「懐かしい」などと語ったパン・アメリカン航空の模型なども展示されたままだ。

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