杉紀彦さん死去、81歳 森昌子「なみだの桟橋」などの作詞手がける

 亡くなった杉紀彦さん
 杉紀彦さん=2003年
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 4000回以上放送されたラジオ日本の長寿番組「杉紀彦のラジオ村」のパーソナリティーやNHKラジオ第1「きらめき歌謡ライブ」の放送作家や作詞家としても活躍した杉紀彦さんが17日午前1時57分、肺炎のため亡くなった。81歳。関係者への取材によると、杉さんは14年前に悪性リンパ腫を患ったが、復帰。その後、肺がんと診断され、がんが転移していたという。

 10月ごろから微熱の症状を訴え入退院を繰り返し、12月初旬に再入院。16日に容体が急変し、そのまま息を引き取った。通夜、葬儀・告別式は家族葬で営まれた。

 杉さんは東京生まれ。国立千葉大卒後、NHKをはじめ、多くの番組、ステージにかかわった。NHKラジオ「はつらつスタジオ 505」と後続の「きらめき歌謡ライブ」の構成をあわせて33年間担当。ラジオ日本で「杉紀彦のラジオ村」パーソナリティーを25年間務めた。

 作詞家として400曲以上を手がけ、森昌子の「なみだの桟橋」、菅原洋一・シルビアの「アマン」、美空ひばり「海にむかう母」、石原裕次郎「昭和たずねびと」、小林旭「哀愁列島」などがある。(敬省略)

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