松井知事と吉村市長 怒りの会見「公明が約束破棄」 辞職&W選を否定せず

 松井一郎大阪府知事(54)と吉村洋文大阪市長(43)が24日、大阪市内で会見し、松井氏は大阪都構想の住民投票実施を目指して協議していた公明党から「合意した内容を一方的に破棄する回答があった」と述べた。公明に26日までの再回答を求めており、調整がつかなければ、松井氏と吉村氏が辞職し、ダブル選挙で民意を問うことに関して「ありとあらゆる可能性を排除しない」とした。

 両氏の任期は来年12月、府議会・市議会は来年4月で、松井氏は「政治家の約束は任期内が条件。ここにきて時間切れ終了を狙っているのがありありだ」と公明党を批判。「時間切れ終了にされて公約を捨てることは、僕にはできない」とした。

 松井氏は21日に行った公明との会合で「これまでさまざまな合意があったが、約束を反故にし、向こうから到底受け取れない回答がきた。ビーンボールがきた」と述べた。26日までの再回答を求めていることを明かし、平行線をたどれば、26日に会見し「証拠もある。これまでの経過、経緯、どういう約束があったのかも全て、府民、市民の皆さんにお話する」とした。

 会見で松井氏は「人間は約束を守るもんだ」「反故にされて、踏みつけられて、そのままというわけにいかない」と怒りをあらわにした。

 今後の進退については今の段階では確定したことは言えない」としながらも、辞職して出直し選で民意を問う可能性を問われると「選択肢は全てあります」「ありとあらゆる可能性を排除しない」とした。

 吉村市長も「辞職するとは言ってませんが、我々は何が何でも都構想を実現させるために、必要なありとあらゆることをやる」とした。

 出直し選に踏み切れば、議会で予算審議に影響が出るのではと聞かれると、松井氏は「府民、市民のための予算を議会が人質にとるのか、みていただきたい。とるならとればいい、そこは中央突破する」とけん制した。

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