女優・三田佳子の次男で覚せい剤取締法違反容疑で起訴された高橋祐也被告の判決が１３日、東京地裁で行われ懲役２年６月、保護観察付きの執行猶予５年の処分が言い渡された。

　常習性、依存性が強く、実刑も考えられたが、入手先を供述するなど、更生の意欲も示しており、薬物に二度と手を染めない意欲が見て取れることなどから、保護観察付き執行猶予判決となった。

　判決を聞いた高橋被告は「ありがとうございました」と頭を下げた。

　黒ジャケットにグレーズボン、ノーネクタイの高橋被告は、判決後、正午過ぎに、父の迎えの車に乗り込んだ。報道陣からの問いかけには答えなかった。

　高橋被告は９月に逮捕。覚せい剤では４度目の逮捕となった。１１月２９日に行われた初公判では、１７年１０月ごろに薬物の売人だった友人から「仕事で損を出したおわびに」と覚せい剤を譲り受けたことをきっかけに使用を再開したことを明かし、「自分の犯した罪を償い、いつか依存症をカバーできる人間になりたい」と謝罪。今後は親元を離れ、沖縄のリハビリ施設に入所する意志も示していた。