MBS ロボットだけの新番組スタート…将来は歌ネタ王に参戦?
MBSは12日、大阪市の同局で会見を行い、1月7日スタートの新番組「ロボロボ」(月~木曜、深夜0・53、関西ローカル)を発表した。出演者はロボット3体だけという異色の番組。放送の中で、ロボットが成長していくといい、開発側は将来的な“お笑いデビュー”にも意欲を示した
番組では「笑い」と「ロボット研究」を融合。3体のロボットによる対話で番組を構成し、ロボットが視聴者から寄せられた悩みに対するアドバイスなどを考えていく。放送を続け、これらの対話を重ねていくうちにロボットが成長していくという。
大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授は、ロボット3体の“お笑いデビュー”について「われわれとしてはそうなるようにできればと思っている」と説明。ロボット3体はそれぞれ、「れふた」「せんた」「らいた」と名付けられており、会見に登場した3体は「笑いのセンスをもっと磨いて」「歌ももっとうまくなって」「(お笑いコンテストの)歌ネタ王選手権で優勝するぞ」と、息の合った掛け合いで会場を沸かせた。
MBSはこのほど、大阪大学と産学間での研究活動として「自立型対話ロボットの研究開発と実証実験」に関する契約書を締結。一環として、アンドロイド研究で知られる大阪大学石黒研究室と共にロボットを使った実験番組を制作することになった。