【M-1優勝予想】スーマラVSジャル デイリー東西記者の本命はラストイヤー対決

 漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2018」が2日、都内で開催され、テレビ朝日系列(後6・34)で放送される。準決勝を勝ち抜いた9組と、きょう午後に行われる敗者復活戦1組による10組で頂点を争う。16、17年と2年連続で準優勝だった和牛が3度目の正直なるか。17年のキングオブコント王者、かまいたちが漫才でも戴冠するか。予想したデイリースポーツの東西担当記者は、結成15年のラストイヤー2組を本命に挙げた。

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 【東・福島大輔記者】本命に挙げるのは、今回が最後のチャレンジとなるスーパーマラドーナ。ツッコミの武智(40)は、事あるごとに「俺が一番M-1のこと思ってんねん!」と、王者への執念を口にしてきた。

 15年にM-1が復活して以来、3年連続で決勝に進出しながら、あと一歩が届かない。だが、個人的には毎回、一番面白いと思っていた。ラストイヤーで気合が空回りせず、田中一彦(41)のひょうひょうとしたボケが生きるネタを2本そろえれば、栄冠に一番近い存在とみる。

 2年連続で準優勝の和牛も、当然有力なV候補。この1年でさらに活躍の場を広げ、経験値は十分。安定感は一番とみるが、あとは爆発力がどうか。普通にやれば勝つ、というぐらいの存在にはなりつつある。

 大穴として面白いのが、男女コンビのゆにばーす。昨年はトップバッターで、ネタ順に泣いた部分もあったが本来なら最終決戦に残っていた存在だと思う。この1年間、さまざまな露出を経験し、伸びしろは一番だと感じるだけに、番狂わせの可能性は十分だ。

 【西・石井剣太郎記者】本命は「ジャルジャル」。大阪で行われた準々決勝では一番の爆笑を誘い、関係者からも「ネタが仕上がっている」との声があがっている。いわゆる“しゃべくり漫才”にとどまらない独自の視点で作り込まれたネタでM-1ラストイヤーの有終を飾ると予想。

 対抗は「かまいたち」。キングオブコント王者だが、NHK上方漫才コンテストで優勝したこともあり、漫才には定評がある。今年は東京進出も果たし、勢いは一番。

 2年連続で準優勝の「和牛」は以前、取材した際には「優勝間違いなし」と手応えを語っていた。時間の長いネタに自信を持つ2人だが、決勝用の4分ネタにも磨きをかけている。

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