萩本欽一 恩師・浅井企画社長との別れに「できない、言われなかった」

 先月9日に悪性リンパ腫による多臓器不全のために亡くなった、芸能事務所「浅井企画」の前社長・浅井良二(本名・二瓶満=にへい・みつる)さんのお別れの会が26日、都内で開かれた。萩本欽一(77)ら関係者600人が参列。会場には、明るく陽気な笑い声がこだまし、最後は三本締めで“恩師”を天国へ送り出した。

 閉式後、取材に応じた萩本は「25の時に浅井さんと出会って52年。昔からいい人だった」と回想。お笑いコンビ・コント55号結成当時は「色々言われた」というが、「後半は『仏の浅井』って呼ばれるくらい優しかった」と笑顔。

 この日は偶然にも浅井さんの四十九日。天国へ旅立つ“恩師”へ「お会いして50年。『できないよ』っていう言葉は一度も掛けられた事がない。わがままな欽ちゃんをありがとうございました」と呼びかけていた。

 祭壇は、ヤシの木とゴルフクラブでハワイのゴルフ場を再現。生前愛した白ワインも提供された。会場にはほかに、関根勤(65)や小堺一機(62)を生み出したTBS系バラエティー「ぎんざNOW!」の映像も流されていた。

 浅井さんは、1968年に萩本と坂上二郎さんのお笑いコンビ・コント55号をマネジメントするために同事務所を設立。以降、関根勤や小堺一機ら人気芸人を生み出し続けた。

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