絢子さま、晴れやか結婚式 守谷さん「笑顔絶えない家庭を築いていきたい」

 高円宮家の三女絢子さま(28)と日本郵船社員の守谷慧さん(32)との結婚式が29日午前、東京都渋谷区の明治神宮・神楽殿で執り行われた。皇族の結婚は2014年10月の高円宮家の次女千家典子さん(30)以来。2人は式後、報道陣のインタビューに応じ、絢子さまは「何と幸せなことだろうとかみしめている」と喜びを語り、守谷さんは「笑顔の絶えない家庭を築いていきたい」と話した。挙式後、代理の宮内庁職員が東京都港区役所に婚姻届を提出し、絢子さまは皇室を離れ、民間人になった。

 結婚式で、絢子さまは髪を後ろで束ねた「おすべらかし」の髪形に小袿(こうちぎ)と長袴(ながばかま)の装束姿。守谷さんはモーニング姿で臨んだ。

 母の高円宮妃久子さま(65)や長女承子さま(32)ら皇族、守谷さんの親族ら計約30人が参列。明治神宮の中島精太郎宮司が斎主を務め、結婚指輪の交換などをした後、新郎新婦が誓詞(せいし)を読み上げ、玉串をささげて拝礼した。

 式に先立ち、朝には赤坂御用地内の高円宮邸で、守谷さんの使者が絢子さまを迎えに来る「入第(じゅだい)の儀」が行われ、絢子さまは久子さまや承子さまに見送られて出発。明治神宮で守谷さんに迎えられた後、2人を友人ら数十人が祝福した。

 絢子さまは日加協会と日本海洋少年団連盟の名誉総裁を務めており、今後も続ける見通し。結婚後には国から一時金として1億675万円が支払われる。

 挙式後には、代理の宮内庁職員が東京都港区役所に婚姻届を提出し、絢子さまは皇室を離れ、民間人になった。宮内庁は30日、天皇と皇族の戸籍簿に当たる「皇統譜(こうとうふ)」に皇籍離脱を登録する。絢子さまは「私は皇籍を離れますが、元皇族として天皇、皇后両陛下をお支えしていくということに変わりはございません」と話した。

 絢子さまは「(守谷さんから)どういうふうに見えてるかなと思い、ドキドキしました」と振り返り、守谷さんは「非常に美しいなと思いました」と絢子さまに笑顔を向けた。

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