橋下徹氏、安田氏の安全対策は?「ガイドラインくらい作れ」戦地取材者へ訴え

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が28日、ツイッターを更新し、シリアで拘束されたものの無事解放され、帰国したジャーナリストの安田純平さんを巡る“自己責任論”について、安全対策は十分だったのか、検証することが必要だとし「危険地域に行く際の心構え、準備についてガイドラインくらい作れ」と戦地へ行くジャーナリストたちへ訴えた。

 橋下氏は安田氏を巡る自己責任論についてツイッターで言及。まず、安田氏が伝えてきたことについて「BBCやCNNやロイターなどの報道機関が現在伝えているものと何か違いがあるのか?」と、安田氏だからこそ伝えられたものがあるのかに疑問を呈し、「単に自分自身が現地に行ったというところにしか価値がない。それなら世界の報道機関が報じているもので十分だ」とした。

 もちろん「危険地域に行って真実を明らかにすることはジャーナリズムとして大切だ」と、戦地の情報を伝えることの意義は認めているが「しかしそれは安全対策をきっちりと行える者がいくべきだ」と主張。エベレストに軽装でいく人間に対し、プロの登山家は「バカと評するだろう」と例えを挙げ「プロのジャーナリストの適切な評価を期待する」と、安田氏がしっかりと安全対策を取っていたのかを疑問視した。

 「安田氏自身が講じた安全対策は十分だったのか、それとも無謀だったのかの検証が必要。要するに、安田氏を盲目的に擁護し賛美しているジャーナリストたちは、もう少し冷静になって、危険地域に行く際の心構え、準備についてガイドラインくらい作れって話。これくらい、すぐにできるだろ!」ともつぶやいた。

 また、橋下氏は29日に放送されたフジテレビ系「とくダネ!」に生出演。改めてフリージャーナリストたちへ「正義をふりかざすのはいいけど、(身代金で)テロリストを利することがあってはならないという意識を持って装備、態勢が必要」と主張。具体的にどういった対策、準備をすべきかという質問には「大手メディアがフリージャーナリストにもっとお金を払うことです」と語っていた。

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