落語家・桂文枝（７５）が２５日、大阪市の大阪天満宮で初の自伝「風に戦（そよ）いで」（ヨシモトブックス）の発売会見を行った。著書で９８歳になる母親への感謝を記した文枝は「今も元気で、生きていてくれるだけでありがたい」としみじみ語った。
小学生時代に母親と同天満宮で撮影した写真も持参。生後間もなく父親を亡くし、料理旅館で住み込みで働いていた母親とは日曜日しか会えなかったと幼少期を回顧した。自伝は近年までをつづり「色んな風にあらがってきた」と述懐。スキャンダルもあった最近の逆風の記載を聞かれると「ないですね」と苦笑していた。
