落語家・桂文枝(75)が25日、大阪市内で初の自伝「風に戦いで(かぜにそよいで)」の発売会見を行った。
98歳になる母親への思いをはじめ、幼少時から近年にいたるまでを綴った。師匠の5代目文枝さんが亡くなった歳を1つ超えたことを機に筆をとり、3カ月ほどで書き上げたという。
「読み返すと恥ずかしい。反省ばかりで」と頭をかき、タイトルに引っかけ「いろんな風がございました。いつも逆風も追い風も吹いており、風に抗ってきました」と回顧。スキャンダルもあった最近の逆風の記載を問われると「ないですね」と苦笑していた。