ザ・ビートルズ解散後にポール・マッカートニーが結成したバンド「ポール・マッカートニー＆ウイングス」のデビューアルバム「ウイングス・ワイルド・ライフ」（１９７１年）とセカンドアルバム「レッド・ローズ・スピードウェイ」（７３年）がリマスターされ、拡張版として１２月７日にリリースされることが１９日夜、発表された。

　全米１０位、全英１１位を記録した前者は３ＣＤ＋ＤＶＤの限定盤デラックス・エディション、２ＣＤ、２ＬＰ、全米１位、全英５位を記録した後者は３ＣＤ＋２ＤＶＤ＋ブルーレイの限定盤デラックス・エディション、２ＣＤ、２ＬＰのフォーマットで発売。

　前者のＤＸエディションは、ＣＤにラフ・ミックスやホームレコーディング、アウトテイク、シングルＢ面など２５曲のボーナストラック、ＤＶＤにホームビデオやリハーサルの映像を収録し、１２８ページの豪華本と、４８ページのスクラップブックが付属している。

　後者のＤＸエディションは、ＣＤで当初構想されていた「死ぬのは奴らだ」「ハイ・ハイ・ハイ」も含めたダブルアルバムとしてのトラックリストを再現し、アーリーミックスなどの貴重音源もコンパイル。ＤＶＤ２枚とブルーレイは同内容で、「ジェイムズ・ポール・マッカートニー・テレビ・スペシャル」や、初収録となる未公開映画「ブルース・マクマウス・ショウ」、インタビュー、ミュージックビデオが収録されている。１２８ページの豪華本と、モロッコでのウイングスを収めた６４ページのフォトブックも付属している。

　また、「ウイングス　１９７１－１９７３」として、各ＤＸエディションをセットにした上に、ボーナスディスクとして７２年の欧州ツアー５公演からのライブ音源（未発表＆新ミックス）２０曲を収録した「ウイングス・オーバー・ヨーロッパ」のＣＤ、ツアーパンフのレプリカ、９６ページの写真集が付属したスーパーデラックスエディションが、ユニバーサルミュージックストア限定で発売される。