社会学者の古市憲寿氏が１８日、フジテレビ系「とくダネ！」で、１７日のコンサートを“契約上の理由”で急きょ中止した沢田研二について「政治的パッションのある方なんで、来年あたり選挙とかでるのかなあ」と感想をもらした。

　番組では、開場直前に契約上の理由で、さいたまスーパーアリーナでのコンサートを中止し、物議を呼んだ沢田のコンサートについて特集。体調不良ではないことに安どの声をもらすファンや、中止を伝える紙がすべて手書きだったことなど、混乱する会場の様子などを伝えた。

　この騒動の感想を聞かれた古市氏は中止の理由が「契約上の問題」としていることに「なかなか聞かない理由」と驚くと、友人が１０月６日に行われた横浜アリーナのコンサートに行ったことを明かした。

　その友人によると「そこでは少なくとも満員」だったといい「憲法を守ろうとか、原発反対とか、政治色強い歌があったらしいんですね。だから友達は脱原発とか、憲法守ろうとかの集会みたいだったと。でもそれを含めてファンって沢田さんが好きっていう方たちだと思うので、今回の理由は釈然としないなあと思ってしまう」とコメント。今回のツアーは７月の日本武道館を皮切りに９月までですでに３０公演近いコンサートを開催しており、コンサートの内容がファンに受け入れられないというのは考えにくいとした。

　また「政治的パッションのある方なんで、来年あたり、選挙とかにでるのかなあ」とつぶやくと、小倉智昭から「そんな話があるの？」と突っ込まれた。古市氏は「全然、ないですけど、それぐらいの熱量で今、すごい（政治に）関心があるって聞きましたけど」とも語っていた。