大城美友 沖縄凱旋ライブ…安室さん引退イヤーに沖縄から飛び出した新歌姫

 地元ファンの前で熱唱する大城=沖縄・サンエー那覇
 かつて路上ライブを行っていた思い出の観覧車前でポーズをとる大城美友=沖縄・アメリカンビレッジ
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 歌手の清水翔太(29)や加藤ミリヤ(30)と同じ事務所の妹分でシンガー・ソングライターの大城美友(おおしろ・みゆ=25)が14日、故郷・沖縄県の那覇市内でメジャーデビューを記念した凱旋ライブを行った。英国でワン・ダイレクションらを輩出したオーディション番組「X FACTOR」日本版の出身で、聴く者を酔わせるパワフルな“泡盛ボイス”と、“ポジロック”と呼ばれる世界観の楽曲が特徴。引退した安室奈美恵さんを輩出した沖縄から、輝く新星が現れた。

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 ショッピングモールの特設ステージに大城が現れると、約200人の拍手が温かく迎えた。

 10日にデビューミニアルバム「MI-POSITION」を発売。リリース週の週末は地元で迎えたい、と凱旋し、「これから大城美友らしく突き進んでいこうと思いますので、応援よろしくお願いします!!」と、船出の決意表明をした。

 15歳から作詞作曲を始め、高校3年間はお弁当屋さんに併設されたスタジオに通って歌修行した。卒業後にスランプに陥り、2年間ホテルの清掃員をしていたが、引退をかけて挑んだ2014年のオーディション番組「X FACTOR」日本版で運命が変わった。

 約2000人の中からトップ6に残り、翌15年に現在の所属事務所にスカウトされた。デビュー前からレゲエユニット「SPICY CHOCOLATE」のライブに出演し、一部では謎の実力派アーティストとして話題となっていた逸材だ。

 最大の武器は、底抜けに明るい性格を反映したポジティブ曲。「落ち込んでいる人が大城美友を聴いてくれるようになりたい。私の歌が元気と勇気になってほしい」と“ポジロック”を提唱する。

 歌声も特徴的で、地元ファンが「歌声に酔ったみたいにテンションが上がる」と評する“泡盛ボイス”の持ち主。デビューアルバム収録の「オレンジバタフライ」は10月の全国ラジオパワープレー獲得数32局と1位がほぼ確実な状況だ。

 沖縄メディアも大城を強力にバックアップしている。13、14日でラジオ、テレビ、新聞の11媒体が大城を取材。県内で視聴率15%超のバラエティー番組「ひーぷー☆ホップ」の生放送にも出演し、MCの“琉球のみのもんた”こと、ひーぷー(49)からも背中を押された。タワーレコード那覇リウボウ店など県内のCDショップ2店舗では「MI‐POSITION」が店内ランキングでデイリー1位に輝いている。

 ♪飛んでみせるよ 見ていて バタフライ 私の旅は始まったばかり-。沖縄の秘密兵器が、地元から全国へと羽ばたいていく。

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