堺小春、父・堺正章との共演を目標に… 父も「できるだけの応援はする」

 タレントの堺正章の次女で女優の堺小春が11日、フジテレビ系「ノンストップ!」の単独インタビューに応じ、父の名前を継いだ思いや、父との共演を願う思いを明かした。

 小春は11歳の時に栗原小春の名前でミュージカル「アニー」に出演するも、その後、芸能界からは距離を置いていた。だが3年前に、堺の名を継ぎたいという思いから「堺小春」の名前で芸能活動を再開させた。

 何度もオーディションを受けては落ちる日々が続いたが、舞台「金魚鉢のなかの少女」で主役を射止め、14日まで舞台に立っている。

 オーディション合格の知らせをすぐに両親に知らせたというが、メールで伝えた父からはなんの返信もなかったという。そのため、改めてきちんと自らの口で報告すると「げ?ってなって。まさか主演とは思ってなくて。主演は大変だよと…」と父の狼狽ぶりを明かした。

 その後、父子でLINEを始め、毎日のように父から連絡が来るように。「とにかく稽古は苦しみなさい。本番は楽しみなさいと。やっとスタートしたねっていう喜びを父は感じているのかなって…」と笑顔。もちろん、父の名前は大きなプレッシャーになっている。「やっぱり名前が大きいだけに、あの娘、こうだったよとか言われるんじゃないかとか」と心配もあったと打ち明けたが、親友から「何もないから何にでもなれる」という助言をもらい、励まされたという。

 これからは女優としてステップアップを目指していくが「役者として成長できて、そろそろパパと共演してもいいかなって思えるぐらいに自分がなれたら…」と父との共演を目標にしていくという。「父もおじいちゃんなので、生きているうちに一回ぐらいは共演、それがかなったら良い経験になる」と語った。

 そんな娘に、堺も番組にコメントを寄せた。「堺の名を継いでも『のれん分け』するわけにはいかないので、自分なりののれんを作っていかないといけない。距離を少し置いて見守っていくけど、できるだけの応援はする。この世界に彼女が名前を残してくれたらうれしい」と父として、芸能界の先輩としての思いをのぞかせていた。

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