松任谷由実に菊池寛賞「日本人の新たな心象風景作り上げた」

 日本文学振興会は10日、「第66回菊池寛賞」がミュージシャンの松任谷由実らに決定したと発表した。他には小説家の佐伯泰英氏、東海テレビドキュメンタリー劇場、明治書院の「新釈漢文大系」も受賞した。贈呈式は12月上旬に、都内で行われる予定。

 「菊池寛賞」とは、文藝春秋創業者の菊池寛氏が日本文化の各方面に残した功績を記念するための賞として1952年に創設。菊池寛氏にとって生前関係宇野深かった文学、演劇、映画、新聞、放送、雑誌・出版、および広く文化活動一般の分野において、その年度に最も清新かつ創造的な業績を上げた人物、あるいは団体に授与される。

 ユーミンの授賞理由については「大学在学中の衝撃的なデビュー以来、その高い音楽性と同時代の女性心理を巧みに掬い上げた歌詞は、世代を超えて広くそして長く愛され、日本人の新たな心象風景を作り上げた」と主催者は説明。

 ユーミンは今年4月にデビュー45周年を記念したベストアルバムを発売。9月にはキャリアの集大成となる“タイムマシーンライブ”として、伝説となった象に乗っての登場を再現するなど、圧巻の全国ツアーを展開している。

 同賞は3日に選考顧問会が行われ決定。選考顧問は東海林さだお氏、平岩弓枝氏、保阪正康氏、養老孟司氏。

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