ガッキー 胸キュンで視聴率狩り “逃げ恥”脚本家と日テレで再タッグ

 民放各局の秋ドラマの制作発表が7日、都内で、話題作が放送前に“前哨戦”を繰り広げた。2015年に放送され高視聴率を上げた作品の続編、TBS系ドラマ「下町ロケット」(14日スタート、日曜後9・00)では主演の阿部寛(54)が「パワーアップした」と自信満々。日本テレビ系「獣になれない私たち」(10日スタート、水曜後10・00)では主演・新垣結衣(30)も瞳に闘志を秘めた。嵐の相葉雅紀(35)が初の獣医役に挑むテレビ朝日系「僕とシッポと神楽坂」(12日スタート、金曜後11・15)も神社でお祭り騒ぎのイベントを行った。

 2016年にエンディングの“恋ダンス”などが社会現象となったTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。「獣になれない私たち」は、その主演・ガッキーと脚本・野木亜紀子氏が、日テレに舞台を移して再タッグを組む、高視聴率必至作品だ。

 契約結婚した2人が徐々に心を近づけていく不器用な恋が支持され、初回から右肩上がりで最終回に平均視聴率20・3%を記録した“逃げ恥”。視聴者を胸キュンさせた「不器用な恋」は“けもなれ”でも健在で、今作では、11年ぶり共演となるW主演の松田龍平(35)と本能のままに生きられない頭でっかちな男女の出会いを描く。

 会見では心理テストに挑戦し、森で出会う動物として新垣が選んだのは「シカ」。恋の欲求をあぶり出すもので、判定結果は「心のつながりを大事にする甘えん坊。2人きりのときは別人のようにベタベタする」だった。

 「オオカミ」を選び「支配したいSな寂しがり屋」と言われた黒木華(28)のように過激な内容ではなく、“獣になれない”主人公を地で行く結果。新垣も「心のつながりを大切にしたいですし、甘えるのも甘えられるのも好き」と自らの恋愛観をのぞかせ納得顔。心理テストも本人もともにもの静かな草食動物タイプのガッキーだが、視聴率ではどう猛な獣となりそうだ。

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