シンガー・ソングライターの松室政哉（２８）が２９日、東京スカイツリータウン内で、ミニライブイベント「ｃａｆｅ　ｄｅ　ＭＵＲＯ－ｓｐｉｎ　ｏｆｆ－」を開催した。

　親の影響でサザンオールスターズに憧れたといい、「小４の時に、曲を聴いてて細胞がザワザワっとくる瞬間があった」と、ミュージシャンを志すきっかけを告白した松室。「曲を作る作業が楽しくて、楽しさの爆発の延長戦が今も続いている」と初心を持ち続ける思いを口にした。

　ライブでは、１９日発売の新曲「海月」や、「きっと愛は不公平」など、情感あふれるバラード４曲を熱唱。独特の世界観で、満員の観客を魅了。トークでは、軽妙なしゃべりで爆笑を誘う場面もあった。

　１０月３１日には、念願の初アルバム「シティ・ライツ」を発売する。「アルバムを作りたいとずっと思っていたので、１０年以上たっててやっと形にできる」と笑顔。「ほとんどが今年になって書いた曲なので、それで完成できるというのは、毎年成長できてるんやなっていう思いがあります。本当の今の自分を入れることができました」と手応えをかみしめていた。