フジ系月10、短命続きの「スマスマ」後枠が強化課題…短期で求められる合格水準

 関西テレビが25日、大阪市の同局で秋の改編発表を行った。同局制作枠で、16年末に「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)終了後は、後続2番組がいずれも1年以内で幕を閉じることになったフジテレビ系の月曜22時枠を強化ポイントに掲げ、10月スタートの新番組「新説!所JAPAN」で巻き返す方針を示した。

 同枠は、スマスマの後を受けた17年1月スタートの「もしかしてズレてる?」が1年で、18年1月スタートの「世界の村のどエライさん」も今回、9カ月で終了を迎えた。

 妻屋健編成局長は、終了した2番組に関して「いろいろ判断基準はあるが、一番は視聴率がなかなか目標に達しなかった」と説明した。

 同時間帯は日本テレビ「しゃべくり007」、テレビ朝日「報道ステーション」などが放送されており、苦戦状態にある。

 「-ズレてる?」は視聴率8%台を獲得する放送回もあったが、視聴率的な合格水準について妻屋編成局長は「ここではお答えできないが、内々にはあります」とした。一方でバラエティー番組を、短期間で安定して合格ラインに乗せるのは難しいのではとの質問には「きつい部分はある」としながらも、長期的視野で番組を育てるローカル枠とは違い、全国ネット番組は、高い水準が求められる状況を説明した。

 新番組の「新説!所JAPAN」は、所ジョージが司会を務め、日本にまつわる、食、歴史、科学、地理などの身近な謎に対し、スペシャリストたちと考察を積み重ね、新説を導き出す番組。ゴールデン帯のレギュラー番組を多く持つ所ジョージが、ゴールデンとはまた違ったイメージで進行し、アカデミックな番組を目指す。

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