MBS社長 東国原の俳句盗作疑惑の対応に及第点「話題を封じ込めず対応できた」

 毎日放送(MBS)の三村景一社長が29日、大阪市の同局で定例会見を行った。

 同局制作のTBS系「プレバト!!」で、タレント東国原英夫が発表した俳句に盗作疑惑(東国原は否定)が浮上した騒動に関して、「番組らしい形で、決してそれを封じ込めることなく話題にして、対応できたと考えています」と述べた。

 ネット上ではかなりの騒動に発展したが、同局は視聴者からの直接の苦情などはなかったとした。

 会見では、制作現場にも問い合わせたうえでの見解として「視聴者の方々には刺激的な盗作(疑惑)みたいな言葉で広まったかもしれませんが、事後の番組で(俳人の)夏井先生もおっしゃってますが、17文字の俳句の世界では類想類句はよくあることで、似てますよと言われれば、引っ込めるのが礼儀という世界とのことです」と説明した。

 一連の騒動は、6月7日の同番組で東国原が発表した俳句が、昨年6月に宮崎日日新聞の文芸欄に掲載された句に酷似しているとネット上で指摘された。

 東国原はSNSで盗作は否定したうえで「全く承知していなかったとはいえ、結果的に類似句となってしまったのは私の至らなさ・責任だと思う」と謝罪した。

 8月2日放送の同番組では、司会のダウンタウン・浜田雅功が東国原に「てめぇ、やりやがったな!」とイジり。東国原は「そんなつもりは全くなかったけど、結果的にそうなってしまった」と釈明。番組で俳人の夏井いつき氏が「俳句の世界ではよくある話」「たった17しかない世界ですから、類想類句っていうのは山のようにできる」と説明していた。

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