さくらももこさん地元・静岡 悲しみ広がる「温かい方」

 人気アニメ「ちびまる子ちゃん」などで知られる、漫画家のさくらももこさんが15日に、乳がんのため死去していたことが27日、分かった。53歳。さくらプロダクションが公表した。

 さくらさんの出身地・静岡市清水区では「まる子ちゃんをそのまま大きくしたような、かわいらしくて温かみのある方だった」「まだ若いのに」と悲しみや驚きが広がった。

 アニメに登場する家や学校の教室などを再現した施設「ちびまる子ちゃんランド」(清水区)の運営会社の大井一郎社長(59)は「ランドに原画を提供してくれるなど、地元・清水を盛り上げるために熱心だった。来年の開業20周年に向け、一緒に何かできないかと考えていたのに」と肩を落とした。

 ランドには子どもから大人まで多くの来場者が訪れ、最近は中国や台湾など外国人の客も多かったという。

 同社の女性社員(57)は、さくらさんが約5年前、ランドを訪問した際、飾ってあった来場者の子どもが描いた絵を、一つ一つ丁寧に見て喜んでいた姿が印象に残っている。当時、温かい雰囲気を感じたといい「突然のことで信じられない」と死を惜しんだ。

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