木村佳乃、津川雅彦さん悼む「未熟なのに向こう気だけは強い私を優しく」

 俳優の津川雅彦さん(享年78)が4日に心不全のため亡くなったことを受け、女優・木村佳乃が8日、コメントを発表した。

 ドラマでの共演をはじめ、津川さんの監督デビュー作「寝ずの番」(06年)、2作目の「次郎長三国志」にも出演。特に「寝ずの番」では、主役の落語家(中井貴一)の妻を演じ、瀕死の師匠(長門裕之)の願いをかなえるため、スカートの中を見せたり、放送禁止用語や春歌の連発という過激な内容にも挑み、女優として新境地を開拓した。

 木村は「津川さん、女優としても、女性としても伸び悩んでいる時、手を差し伸べてくださったのが津川さんでした。未熟なのに向こう気だけは強い私を優しく受け入れ沢山の事を教えて下さりました」と振り返り、「『寝ずの番』、『次郎長三国志』、『相棒』などでご一緒させていただき、本当に本当に楽しかったです。教えて頂いた沢山の事、宝物です。津川さんの事ずっとずっと想っております」と悼んだ。

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